大場川(読み)おおばがわ

日本歴史地名大系 「大場川」の解説

大場川
おおばがわ

利根川水系中川の支流。中川と江戸川に挟まれた吉川よしかわ町・三郷みさと市を南流し、東京都葛飾区・三郷市の境界付近で中川と合流する。流長約一七キロ、流域面積三〇平方キロ。江戸時代は二郷半にごうはん領の悪水落しの幹川。この水路は延宝三年(一六七五)の掘割りにより、その源流会野谷あいのや(現吉川町)などからの四ヵ村落と、川富かわどみ川野かわの(現同上)などの悪水を集めた五ヵ村落で、この二流半田はんた(現三郷市)で一つとなり、大場川と称され、初めは茂田井もたい(現同上)より江戸川に落されていた(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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