北飾郡(読み)きたかつしかぐん

日本歴史地名大系 「北飾郡」の解説

飾郡
きたかつしかぐん

面積:一三五・六九平方キロ
栗橋くりはし町・鷲宮わしみや町・杉戸すぎと町・庄和しようわ町・松伏まつぶし町・吉川よしかわ

明治一二年(一八七九)郡区町村編制法施行により、江戸時代以来の葛飾郡地域は北葛飾郡、同八年八月に千葉県から編入された地域は中葛飾郡となった。北葛飾郡と中葛飾郡を含めた町村数は二〇五(三町二〇二村)で、戸数一万三千七七六・人口七万八千一〇三、現杉戸町清地せいじ村に両郡郡役所が置かれた(地方沿革略譜)。ただし郡役所の所在地を杉戸宿と記すものもある(明治一二年埼玉県郡制施行趣意書「埼玉県史料」国立公文書館蔵)。同二九年中葛飾郡は廃止され北葛飾郡に編入された。その郡域は東は江戸川を境に千葉県、北は中川を境に茨城県および北埼玉郡、南は小合こあい溜を境に東京都と接している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報