二流(読み)にりゅう

精選版 日本国語大辞典 「二流」の意味・読み・例文・類語

に‐りゅう ‥リウ【二流】

〘名〙
① 二つの流れ。二つの流派。また、二つの方法。二様。
※本朝文粋(1060頃)七・申請重弁定斉名所難学生同時棟詩状〈大江匡衡〉「二流涇渭最霊奇、合注交通不是随
※謡曲・舟橋(1430頃)「万葉集の歌に、東路の佐野の舟橋取り放し、また鳥は無しと二流に詠まれたるは」 〔人物志‐接識〕
② 質や程度、また地位などが第一等よりやや劣ること。
※緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉「俗受を心配するは第二流(リウ)なり」 〔世説新語‐品藻〕

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デジタル大辞泉 「二流」の意味・読み・例文・類語

に‐りゅう〔‐リウ〕【二流】

二つの流れ・流派。また、二つの方法。「系統が二流に分かれる」
一流より程度がやや劣ること。また、そのもの。「二流の会社」
[類語]三流三等B級Bクラス亜流二番煎じエピゴーネン

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