大乗院日記目録(読み)だいじよういんにつきもくろく

日本歴史地名大系 「大乗院日記目録」の解説

大乗院日記目録
だいじよういんにつきもくろく

四冊

分類 記録

原本 内閣文庫ほか

解説 興福寺大乗院門主尋尊が同院所蔵の日記類から重要事項を抄出した年代記で、治暦元年から永正元年に至る。

活字本大乗院寺社雑事記」一二(昭和一二年)ほか

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百科事典マイペディア 「大乗院日記目録」の意味・わかりやすい解説

大乗院日記目録【だいじょういんにっきもくろく】

奈良興福寺大乗院門跡尋尊(じんそん)が,1065年−1504年に至る約440年間の記録類から,重要な社会的事件などを抄出し,編年記述したもの。正長の土一揆記事は有名。刊本《大乗院寺社雑事記》に収録

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「大乗院日記目録」の解説

大乗院日記目録
だいじょういんにっきもくろく

戦国期の興福寺大乗院門跡尋尊(じんそん)が,大乗院に伝わる歴代の日記・記録類と,みずからの日記や記録類をもとに抄出編纂した年代記。4巻。1065~1504年(治暦元~永正元)の記事を収める。大乗院を中心とする興福寺・春日社動向を記すが,大和だけでなく中央政情世相についても詳しい。記事はおおむね簡略だが,他の史料にみられない記事がある。尋尊の日記「大乗院寺社雑事記」と重なる年次の記事と比較すると必ずしも内容が一致せず,日記には記されていない重要記事もみられる。「大乗院寺社雑事記」所収

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大乗院日記目録」の意味・わかりやすい解説

大乗院日記目録
だいじょういんにっきもくろく

4巻。興福寺大乗院第 20代門跡尋尊が,同院に伝えられていた日記類を抄出し,自己の記録を加えた書物。記事は,治暦1 (1065) ~永正1 (1504) 年にわたる。現在では散逸した記録を数多く含んでおり,貴重な史料である。

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旺文社日本史事典 三訂版 「大乗院日記目録」の解説

大乗院日記目録
だいじょういんにっきもくろく

興福寺大乗院所蔵の日記類を抄出し,同院門跡尋尊 (じんそん) が編纂した記録
1065〜1504年の間を記す。土一揆山城国一揆に関する記述など,室町時代の貴重な史料。

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