多度津町(読み)タドツチョウ

デジタル大辞泉 「多度津町」の意味・読み・例文・類語

たどつ‐ちょう〔‐チヤウ〕【多度津町】

多度津

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日本歴史地名大系 「多度津町」の解説

多度津町
たどつちよう

面積:二四・五六平方キロ

多度郡北端に位置し、東は丸亀市、西は三豊みとよ三野みの町、南は善通寺市に接し、北は瀬戸内海に面する。町域はほぼ方形の陸部と高見たかみ佐柳さなぎの両島からなる。多度津は古来交通の要地として栄え、古代・中世には多度郡の津で、近世には金毘羅参詣客の上陸地であった。また戦国末期には讃岐の西方守護代香川氏の居館があったとされ、港町とともに政治・経済的にも西讃地方の中心地として、同氏の城下町を形成していたと推定される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「多度津町」の意味・わかりやすい解説

多度津〔町〕
たどつ

香川県北西部,丸亀平野の北西部にあり,瀬戸内海にのぞむ町。佐柳島高見島を含む。 1890年町制。 1954年四箇村,白方村合体。 56年高見島村,佐柳島村を編入。町域は平地がほとんどである。中心集落の多度津は西からの金刀比羅参り上陸地で,また城下町として発達。 1889年琴平との間に県下最初の鉄道が開通し,軍都善通寺の港となる。現在は,港外の埋立て地に造船,機械などの工業団地を形成。周辺では,米,野菜,果樹などを栽培し,沿岸・養殖漁業を行う。県立桃陵公園,史跡天霧城跡などがある。北東部の道隆寺四国八十八ヵ所の第 77番札所。 JR多度津駅は予讃線と土讃線の分岐点である。面積 24.39km2。人口 2万2445(2020)。

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