塩焼衣(読み)しおやきぎぬ

精選版 日本国語大辞典 「塩焼衣」の意味・読み・例文・類語

しおやき‐ぎぬ しほやき‥【塩焼衣】

〘名〙 海水を煮て塩を作る人が着るそまつな着物。しおやきごろも。
万葉(8C後)三・四一三「須磨海人(あま)の塩焼衣(しほやききぬ)藤衣(ふぢころも)間遠(まとほ)にしあればいまだ着なれず」

しおやき‐ごろも しほやき‥【塩焼衣】

※万葉(8C後)一一・二六二二「志賀白水郎(あま)の塩焼衣(しほやきころも)(な)れぬれど恋といふものは忘れかねつも」

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