唐組(読み)カラクミ

デジタル大辞泉 「唐組」の意味・読み・例文・類語

から‐くみ【唐組】

組紐で、ひし形に組む平組技法。また、それで組んだ

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精選版 日本国語大辞典 「唐組」の意味・読み・例文・類語

から‐くみ【唐組・

〘名〙 組紐(くみひも)名称の一つ。二五〇玉から四五〇玉に及ぶ太目の縒糸(よりいと)をからみ合わせて、菱目(ひしめ)に組みあげる幅広の緒。多く、平緒と呼ぶ儀仗太刀の緒に用いる。からの組。
三代実録‐貞観一六年(874)九月一四日「而今横刀之緒。上下相同。論之物情。理不然。望請。五位已上同用唐組
※栄花(1028‐92頃)御裳着「紐は村濃のからくみなり」

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デジタル大辞泉プラス 「唐組」の解説

唐組

日本の劇団。1988年の状況劇場の解散後、唐十郎主宰により立ち上げ。状況劇場時代と同様、仮設の赤いテント小屋(通称“紅(あか)テント”)を設置しての唐作品の上演を中心に、地方公演も行う。旗揚げ公演は、唐の作・演出による「さすらいのジェニー」(1988年4月)。代表作に「電子城」「泥人魚」「動物園が消える日」など。

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