(読み)コク

デジタル大辞泉 「哭」の意味・読み・例文・類語

こく【哭】[漢字項目]

[音]コク(呉)(漢) [訓]なく
大声で泣く。「鬼哭号哭痛哭慟哭どうこく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「哭」の意味・読み・例文・類語

こく‐・する【哭】

〘自サ変〙 こく・す 〘自サ変〙
① 声をあげて泣きさけぶ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
平家(13C前)一一「みな大蛇のためにのまれぬ。〈略〉村南村北に哭する声たえず」
中国で、死者をとむらう礼として泣きさけぶ。
※中華若木詩抄(1520頃)上「唐には、人の死たるに他人なれども吊に行て、をめいてなくぞ。それを哭すると云也」

こく【哭】

〘名〙
① 大声で泣きさけぶこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 人の死を悲しんで泣きさけぶ儀式。〔礼記‐喪大記〕

こく‐・す【哭】

〘自サ変〙 ⇒こくする(哭)

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