吉益脩夫(読み)よします しゅうふ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「吉益脩夫」の解説

吉益脩夫 よします-しゅうふ

1899-1974 昭和時代の精神医学者,犯罪学者。
明治32年7月11日生まれ。昭和31年母校東大教授となり,35年東京医歯大教授。日本の犯罪学の創始者といわれ,双生児研究による遺伝環境関係や犯罪生活曲線の研究で知られる。昭和49年7月14日死去。75歳。岐阜県出身。著作に「犯罪学概論」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の吉益脩夫の言及

【犯罪学】より

…またランゲJ.Langeは双生児研究の手法を犯罪学に導入し,《運命としての犯罪》(1929)を著し,遺伝と犯罪に関する研究の道を開いた。日本にも吉益脩夫の研究がある。K.シュナイダーは精神病質を〈人格の異常のために自身が悩むか社会が悩まされるもの〉と定義し,その類型化を行った。…

※「吉益脩夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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