合戦原瓦窯跡群(読み)かつせんばらがようせきぐん

日本歴史地名大系 「合戦原瓦窯跡群」の解説

合戦原瓦窯跡群
かつせんばらがようせきぐん

[現在地名]岩出山町 細峯

岩出山町中心街の南西方、南沢みなみざわとの境の丘陵地にある。古川市名生館みようだて遺跡北西約一五キロにあたり、南東に延びる火砕流台地の南斜面に立地する古代の瓦窯跡群。古川市伏見ふしみ廃寺跡、加美かみ中新田なかにいだ町の菜切谷なぎりや廃寺跡、同郡色麻しかま一の関いちのせき遺跡などから出土した樹枝文軒丸瓦を生産した瓦窯跡群として注目されていた。昭和六〇年(一九八五)に発掘調査が行われ、七基の瓦窯跡とこれに関連するとみられる土壙一基が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android