普及版 字通 「叩(漢字)」の読み・字形・画数・意味
叩
5画
[字訓] たたく
[字形] 会意
口+卩(せつ)。口は台の形。卩は人の伏する形で、叩頭の意であろう。周の武王が殷の紂王を伐つとき、伯夷・叔斉が「馬を叩(ひか)へて」諫めた話が〔史記、伯夷伝〕にみえる。伯夷は周と通婚関係にあった姜姓諸族の祖神である。
[訓義]
1. あたまをうつ、ぬかずく、たたく。
2. とう、たずねる。
3. 控と通じ、ひかえる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕叩 オコス・ウツ・シタシ・タタク 〔字鏡集〕叩 オコス・シタシ・イタシ・タタク・ヒカフ・ヨヅ・ウツ
[語系]
叩・扣・khoは同声。敲khe、攷khuは声近く、みな撃つ意がある。(控)khongも声の近い語である。
[熟語]
叩謁▶・叩轅▶・叩角▶・叩関▶・叩撃▶・叩見▶・叩舷▶・叩叩▶・叩▶・叩辞▶・叩謝▶・叩首▶・叩心▶・叩請▶・叩▶・叩喪▶・叩鍛▶・叩頭▶・叩馬▶・叩別▶・叩門▶・叩廬▶・叩勒▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報