古里(読み)フルサト

デジタル大辞泉 「古里」の意味・読み・例文・類語

ふる‐さと【古里/故里/郷】

自分の生まれ育った土地故郷こきょう郷里。「―に帰る」
荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。
「君により言の繁きを―の明日香あすかの川にみそぎしに行く」〈・六二六〉
以前住んでいた、また、前に行ったことのある土地。
ひとはいさ心もしらず―は花ぞ昔の香に匂ひける」〈古今・春上〉
宮仕え先や旅先に対して、自分の家。自宅
「見どころもなき―の木立を見るにも」〈紫式部日記
[類語]故郷郷里郷土田舎在所国もと郷党郷国郷関家郷故山生地生国生まれ故郷地元出生地出身地墳墓の地

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改訂新版 世界大百科事典 「古里」の意味・わかりやすい解説

古里[温泉] (ふるさと)

鹿児島県鹿児島市,桜島南岸の温泉食塩泉,48℃。桜島火山の溶岩でつくられた浴槽名物。作家林芙美子の文学碑がある。国道224号線が通じ,桜島観光の基地となっている。島の西岸袴腰港(桜島港)からバスの便がある。
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