生国(読み)しょうごく

精選版 日本国語大辞典 「生国」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ごく シャウ‥【生国】

〘名〙 (古くは「しょうこく」) その人の生まれた国。出生地
今昔(1120頃か)一三「忽に本山を去て生国(しゃうこく)に行て」
浮世草子武家義理物語(1688)三「此両人一所に御、首尾よく勤めて、生国(シャウコク)に帰る」

いく‐くに【生国】

〘名〙 (「いく」は接頭語) 生き生きとした国。生気にあふれた国。豊かな国。
延喜式(927)祝詞(九条家本訓)「生島(いくしま)御巫の辞竟奉る皇神等の前に白さく、生国(イクミ)〔イククニの誤写〕足国(たるくに)御名は白(まう)して」

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デジタル大辞泉 「生国」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ごく〔シヤウ‐〕【生国】

《古くは「しょうこく」》生まれた国。生まれた故郷
[類語]故郷郷里ふるさと郷土田舎在所国もと郷党郷国郷関家郷故山生地生まれ故郷地元出生地出身地墳墓の地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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