デジタル大辞泉
「半座」の意味・読み・例文・類語
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はん‐ざ【半座】
〘名〙
①
仏語。一座席の半分。特に、
法華経に、
釈迦の教えの真実を証明するために
多宝仏が出現して、多宝塔中の座の半分を譲ったその半分をいう。また、死後浄土で蓮の台に一緒に座るといわれるその席の半分。
※
正法眼蔵(1231‐53)行持上「
如来ねんごろに
迦葉をめして半座をゆづりまします」 〔法華経‐見宝塔品〕
③ 話などの途中。中座。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「夜だんぎを半座で母はつれてにげ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報