北オホーツク道立自然公園(読み)きたおほーつくどうりつしぜんこうえん

日本歴史地名大系 の解説

北オホーツク道立自然公園
きたおほーつくどうりつしぜんこうえん

北海道北部のオホーツク海に面する自然公園。昭和四三年(一九六八)五月に指定され、面積は三・九二ヘクタール。浜頓別はまとんべつ町のクッチャロ湖猿払さるふつ村のモケウニ沼などの天然湖沼と、その周辺の湿原海岸砂丘に広がるベニヤ原生花園(浜頓別町)などの海岸草原、浜頓別町枝幸えさし町にまたがる北見神威きたみかむい岬、枝幸町のウスタイベ千畳岩などの海岸景観などを含み、国道二三八号に沿う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

北オホーツク道立自然公園
きたオホーツクどうりつしぜんこうえん

北海道北部,オホーツク海に面する自然公園。面積 39.27km2。 1968年指定。オホーツク海沿岸の岩礁砂丘,湖沼,丘陵地,およびこれらを彩る北方植物群落が対象。冬季ハクチョウの飛来するクッチャロ湖エゾマツトドマツに囲まれたカムイト沼コウホネ (河骨)の咲くモケウニ沼,ポロ沼とクロユリ (黒百合)ハマナスヒオウギアヤメなどの咲くベニヤ原生花園,ウスタイベ千畳岩,斜内山道などの景勝地があり,枝幸町浜頓別町の境界には,ハイマツ (這松),ムラサキツツジ,オンコ (イチイ) などが自生中頓別町の旭台には大小四つの洞窟をもつ中頓別鍾乳洞が,また浜頓別町にはクッチャロ湖畔竪穴群がある。

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