デジタル大辞泉
「助音」の意味・読み・例文・類語
じょ‐おん【助音】
朗詠などで、歌う人を助けて、声を添えて歌うこと。雅楽などで、奏する人を助けて、あとについて同じ楽器を奏すること。また、その歌う人や奏する人。じょいん。
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じょ‐おん【助音】
〘名〙
※
読本・
春雨物語(1808)
海賊「汝が名、以
レ一貫
レ之と云ふ語をとりたる者とはしらる。さらば、つらぬきとよむべけれ。之は助音、之には意ある事無し」
じょ‐いん【助音】
〘名〙 (「いん」は「音」の
漢音)
声明(しょうみょう)、雅楽・
読経などで主奏者のあとに付いて同じ楽器を奏する者。また、
主唱者の
独唱のあと、主唱者の声を助けてうたう者。その
演奏をもいう。
※
兵範記‐長承元年(1132)一一月二一日「頭弁被
レ詠
レ之〈
嘉辰令月〉大夫以下助音」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報