創世神話(読み)そうせいしんわ

世界大百科事典 第2版 「創世神話」の意味・わかりやすい解説

そうせいしんわ【創世神話】

世界,人類,文化などの起源についての神話をさす。つまり原初において事物が創始され,秩序が設定されたことを語り,むしろ特定神格の波乱万丈の生涯を語ることに主眼のある〈神々の神話〉ないし英雄神話対照をなしている。世界起源神話は大きく分けて創造型と進化型とがあり,前者は創造神がなんらかの方法で世界を創造したという形式であって,これには創造神が単独で創造する形式,高神が1人あるいはそれ以上の協力者の助力を得て創造する形式とがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「創世神話」の意味・わかりやすい解説

創世神話
そうせいしんわ

天地創造神話

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世界大百科事典内の創世神話の言及

【海】より

…この夫婦の娘は,9人姉妹の波の女精たちである。海神創世神話【吉田 敦彦】 海についての伝説,禁忌も数多くある。エッダによるとボルの息子らが,殺された巨人ユミルの血から海をつくったといい,フランスの海岸地方では,神がそれぞれの島にパラダイスから水滴を運ばせてつくったといい,あるいは悪魔が神の仕事を邪魔するために海をつくったともいい伝えている。…

※「創世神話」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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