精選版 日本国語大辞典 「削掛・削懸」の意味・読み・例文・類語
けずり‐かけ けづり‥【削掛・削懸】
〘名〙
① 柳などの枝を細く削り、茅花(つばな)の花のような形に作った棒。近世、正月一四日に飾りなわを取払った後、一四日の夕方から邪気を払い福を招くまじないとして、門戸に掛けた。削花(けずりばな)①からでた物。祝木(いわいぎ)。《季・新年》
② 「けずりかけ(削掛)の神事」の略。
※雑俳・唐子おどり(1704‐16頃)「悪口に意趣は残らぬけづりかけ」
④ 削る途中であること。また、そのもの。
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