精選版 日本国語大辞典「門戸」の解説
もん‐こ【門戸】
〘名〙
① 門と戸。家の出入り口。かどぐち。
※本朝麗藻(1010か)下・早夏陪宴同賦所貴是賢才〈大江以言〉「至レ如下夫衣服之須二領袖一、門戸之資中枢鍵上」 〔孟子‐尽心・上〕
② 物事の入り口。初歩。入門。
※本朝文粋(1060頃)九・於左監門宗次将亭文聴講令詩序〈大江以言〉「誠乃政教之門戸、理乱之枢機者也」
③ 一家。家。
※本朝文粋(1060頃)一四・為左大臣息女女御四十九日願文〈大江朝綱〉「念二一家之子孫一、附二門戸於其顧一」 〔蜀志‐張裔伝〕
④ 自分の流儀。一流一派。
※日本詩史(1771)凡例「余不レ好下為二詭言異説一、以建中門戸上」
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