初空(読み)ハツソラ

デジタル大辞泉 「初空」の意味・読み・例文・類語

はつ‐そら【初空】

《「はつぞら」とも》
元日の空。 新年》「―のたまたま月をのこしけり/万太郎
初めてその季節らしく感じられる空。
「ほととぎす―、卯月一日は衣がへとて」〈浮・永代蔵・一〉
[類語]青天碧落青雲朝空夕空夜空秋空秋の空冬空寒空寒天星空

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「初空」の意味・読み・例文・類語

はつ‐そら【初空】

〘名〙
① はじめてその季節らしくなった空。
千五百番歌合(1202‐03頃)五番「けさよりは雪げの雲のあとはれて緑にかへる春の初空〈源通光〉」
② 元日の空。正月の空。《季・新年》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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