写し(読み)ウツシ

デジタル大辞泉 「写し」の意味・読み・例文・類語

うつし【写し】

書画などを写しとること。模写。また、その書画。
書類などの控えとして書き写したり複写したりした文書謄本とうほんコピー。「証書写し
写真映画などにとること。「大写し」「二重写し
模造品。「天目てんもく写し
[類語](1複写模写コピー複製リプリント模倣まね模擬人まね猿まね右へ倣え模造紛い物偽物真似事模する倣う見倣うなぞらえる擬するイミテーションカーボンコピー/(2副本控え手控えコピー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の写しの言及

【案文】より

…案ともいう。文書を作成の順序に従って分けると,(1)草案,(2)正文(しようもん),(3)案文,(4)写しとなる。文書を作成するには,まず草案(草(そう),土代(どだい)ともいう)を作り,それを清書して相手に渡す。…

【古文書】より

…正文は草稿・控え,さらには次に述べる案文(あんもん)に比べて,形式・内容ともに完備しており,古文書の研究にもっとも重要な資料となる。一方これを受け取った方は,証拠書類としてその写しを作成する。これが案文であり,案文の作成には,おおむねつぎの五つの場合が考えられる。…

【模写】より

…まねて写すこと,また写したものをいうが,ことに造形芸術において重要な概念である。彫刻の場合,模刻とも呼ぶ。…

※「写し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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