内館文庫跡(読み)うちだてぶんこあと

日本歴史地名大系 「内館文庫跡」の解説

内館文庫跡
うちだてぶんこあと

[現在地名]鷹巣町綴子 西館

綴子つづれこ神社の境内にある藩政期の寺子屋。別当武内氏が慶安年間(一六四八―五二)境内の一角に開設したといわれる。江戸時代の後・末期に隆盛、一八世紀には伊藤仁斎の門で学んだ宮野尹賢や盤若院英泉などが比内ひない地方の塾生を指導、以後幕末まで地域の庶民教育に貢献する。明治七年(一八七四)綴子小学校に移行。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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