デジタル大辞泉
「内論議」の意味・読み・例文・類語
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うち‐ろんぎ【内論議】
〘名〙 朝廷の年中
行事の一つ。正月一四日の
御斎会(ごさいえ)の
結願(けちがん)の日や五月吉日の
最勝講に、高僧を召して、問者・講師の役を定め、天皇の御前で最勝王経の経文の意義を論争させたこと。初めは大極殿、後には
清涼殿で行なわれた。また、八月の
釈奠(せきてん・しゃくてん)の翌日、
紫宸殿に博士を召して釈奠の内論議がある。
平安時代、
貴族の私邸で行なわれたこともある。
※
小右記‐天元五年(982)正月一四日「依
二御物忌
一於
二南殿東廂
一有
二内論議事
一云々」
ない‐ろんぎ【内論議】
〘名〙 朝廷の行事として、高僧を
殿上に召し、天皇の前で最勝王経の経文の意義を論争させたこと。一月一四日の御斎会
(ごさいえ)結願
(けちがん)の日に行なうのを例とした。→
うちろんぎ(内論議)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報