六段目(読み)ロクダンメ

デジタル大辞泉 「六段目」の意味・読み・例文・類語

ろくだん‐め【六段目】

浄瑠璃六段目。特に「仮名手本忠臣蔵」の六段目の「勘平切腹」の段。
古浄瑠璃は六段で完結したところから》おしまいであること。最後終末終結
「それ知られたら―だ」〈伎・一寸徳兵衛〉

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精選版 日本国語大辞典 「六段目」の意味・読み・例文・類語

ろくだん‐め【六段目】

〘名〙
① (古浄瑠璃は、六段形式で構成されていたところから) おしまいであること。これっきり。終末。
※俳諧・江戸八百韻(1678)赤何「対決の場(には)かたへ涼しき〈来雪〉 六段目日も西山に傾きて〈青雲〉」
② 浄瑠璃の六段目。特に、「仮名手本忠臣蔵」の六段目、勘平切腹の段の異称
※雑俳・柳多留‐五〇(1811)「女房を売るは忠義の六段目」

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