デジタル大辞泉
「八百長」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
やお‐ちょう やほチャウ【八百長】
〘名〙 (八百屋の長兵衛、通称八百長という人がある相撲の年寄とよく碁を
うち、勝てる
腕前を持ちながら、巧みにあしらって常に一勝一敗になるように手加減したところからという)
① 相撲、あるいは
その他の
競技で、前もって勝敗を打ち合わせておき、
表面だけ真剣に勝負を争うように見せかけること。
※万朝報‐明治三九年(1906)四月五日「暗々裏に此の勝負の八百長である事を示して」
② 転じて、一般に、前もってしめし合わせておきながら、さりげなくよそおうこと。なれあい。
※
明治叛臣伝(1909)〈
田岡嶺雲〉総敍「八百長
(ヤホチャウ)や
冗談にするのでない、真剣である、真面目である」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報