デジタル大辞泉
「先頃」の意味・読み・例文・類語
せん‐ころ【先頃】
このあいだ。さきごろ。
「つい―まで机を並べて睦み合った松村が」〈蘆花・思出の記〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
せん‐ころ【先頃】
〘名〙 (「せんごろ」とも) (現在に近い過去の
一時期をさして) このあいだ。せんだって。過日。先日。さきごろ。
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉三「つい先頃
(センコロ)まで机を並べて睦み合った松村が」
さい‐と‐ころ【先頃】
〘名〙 (「さいつころ」の変化した語) さきごろ。せんだって。
往日。
※大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点(1116)五「近
(サイトコロ)戒日王、迦湿彌羅に仏の牙有りと聞きて」
さき‐ごろ【先頃】
〘名〙 (現在に近い過去の一時期をさす) このあいだ。せんだって。先日。過日。
※浪化宛去来書簡‐元祿七年(1694)五月一三日「されば先頃の評にも、草あたためて何の詮にやと、申上候かと覚申候」
さい‐つ‐ころ【先頃】
〘名〙 (「さきつころ」の変化した語。「さいつごろ」とも) さきごろ。先日。さいところ。
※
蜻蛉(974頃)中「さいつころ、つれづれなるままに、草などつくろはせなどせしに」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報