僻見（読み）ヘキケン

デジタル大辞泉

へき‐けん【^×僻見】

公平でない、かたよった見解。偏見。
「先入の―を去り」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

びゃっ‐けん〔ビヤク‐〕【^×僻見】

「へきけん（僻見）」に同じ。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

へき‐けん【僻見】

〘名〙 かたよった物の見方。ゆがめた見方による意見。偏見。びゃっけん。

※内地雑居未来之夢（1886）〈坪内逍遙〉三「先入の僻見(ヘキケン)を去り、公平私なき評を下すも」

びゃっ‐けん ビャク‥【僻見】

〘名〙 かたよって道理にはずれた見識。ひがんだ考え。へきけん。

※正法眼蔵（1231‐53）四禅比丘「大宋国のともがら、〈略〉僻見もともとふかきものなり」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【僻見】へきけん

偏見。

字通「僻」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」