僻事(読み)ヒガゴト

デジタル大辞泉 「僻事」の意味・読み・例文・類語

ひが‐ごと【×僻事】

《古くは「ひがこと」とも》道理事実に合わないこと。まちがっていること。

へき‐じ【×僻事】

道理にはずれたこと。よこしまなこと。ひがごと。〈書言字考節用集〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「僻事」の意味・読み・例文・類語

へき‐じ【僻事】

〘名〙
① 道理に外れたこと。ひがごと。
※いろは字(1559)「僻事 ヒガコト ヘキジ」 〔申鑒‐雑言上〕
② 特殊な故実。あまり人の知らない故実。
詩学逢原(1763)上「詩只慰みごとになり、〈略〉或は僻字僻事を出して」 〔彦周詩話〕

ひが‐ごと【僻事】

〘名〙 (古くは「ひがこと」) 道理に合わない事柄。間違った事柄。心得違いのこと。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「ときどき見たてまつりし時も、ひがごとせられしを」

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普及版 字通 「僻事」の読み・字形・画数・意味

【僻事】へきじ

ひがごと。

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