信号場(読み)シンゴウジョウ

デジタル大辞泉 「信号場」の意味・読み・例文・類語

しんごう‐じょう〔シンガウヂヤウ〕【信号場】

列車の行き違い、待ち合わせなどのための待避線信号機などがある場所

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精選版 日本国語大辞典 「信号場」の意味・読み・例文・類語

しんごう‐じょう シンガウヂャウ【信号場】

〘名〙 停車場一種で、列車の行き違い、または待合わせをするために設けられた場所。一般の停車場と同様に場内信号機を設ける。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「信号場」の意味・わかりやすい解説

信号場
しんごうじょう

列車の行き違いや待避、あるいは停車場間の途中において、他の線路に分岐する目的で設けられた停車場。旅客および貨物の取扱いなどの営業活動はいっさい行わない。一般に信号場は、停車場間が長く線路容量が低い区間中間に設置され、行き違い設備を設けることにより、その区間を二分して線路容量を向上させる目的で、いわば単線から複線に移行する中間的な措置として考えられたものである。

土田 廣]

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世界大百科事典(旧版)内の信号場の言及

【停車場】より

…停車場には,運転上必要なさまざまな業務機関として機関区,電車区,保線区,電気区などが配置される場合が多く,鉄道の輸送業務の基地とも称すべきものである。停車場をその業務内容によって,列車を停止させ旅客または貨物の取扱いを行う,もっぱら列車の組成または車両の入換えをする操車場,列車の行違い,待合せをするための施設で,旅客,貨物は扱わない信号場の3種に分類することもあるが,一般には駅のことを停車場という場合が多い。【古橋 正雄】。…

※「信号場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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