佐保神社(読み)さおじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「佐保神社」の意味・読み・例文・類語

さお‐じんじゃ さほ‥【佐保神社】

兵庫県加東郡社(やしろ)町にある神社。旧県社。祭神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)天照大神(あまてらすおおみかみ)大己貴命(おおなむちのみこと)。垂仁天皇二三年の草創と伝える。

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日本歴史地名大系 「佐保神社」の解説

佐保神社
さほじんじや

[現在地名]社町社

社地内の中央部西寄りに鎮座する。祭神は天児屋根命・大己貴命・天照大神。旧県社。社記によると、鎌倉かまくら(現加西市河内町付近)に天降った佐保明神が養老六年(七二二)阿部三郎太夫に託宣して当地に遷座したという。清水きよみず寺の鎮守神とされる。承元四年(一二一〇)正月日の佐保社社司等加判清水寺住僧言上状案(清水寺文書)に「佐保社長日法花講田新開発二町子細之状」「国中有験之鎮守」とみえる。永享一二年(一四四〇)八月二八日の伏見宮家領目録案(榎戸文書)に当知行分として「播州佐保社郷」がみえ、年貢は三〇〇疋で、「曇華院御喝食進之」と記される。

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事典 日本の地域遺産 「佐保神社」の解説

佐保神社

(兵庫県加東市社777)
加東遺産指定の地域遺産。
佐保神社は、社伝では鎌倉峰(加西市)に降臨した大明神が湧羅野に遷り、宮が建てられたことに始まるとされる。旧加東郡随一の大社で、1210(承元4)年にはすでに播磨有数の神社として知られた。例祭10月の第1日曜日に行われる秋祭り。北播磨有数の規模多く人出で賑わう

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