草創(読み)ソウソウ

デジタル大辞泉 「草創」の意味・読み・例文・類語

そう‐そう〔サウサウ〕【草創】

新しく物事を始めること。また、物事の始まり。「事業草創に携わる」「草創期」
神社寺院などを初めて建てること。創建
[類語]創始草分け始める開けるひら起こす開業する始業する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草創」の意味・読み・例文・類語

そう‐そう サウサウ【草創】

〘名〙 (「草」は粗略、「創」はできはじめの意)
① 物事のしはじめ。創始。創業。くさわけ。また、事業を起こしはじめること。
※続日本紀‐天平一四年(742)二月庚辰「詔以新京草創宮室未一レ成」
太平記(14C後)一「草創(サウサウ)は一天を并(あらは)すと雖も」 〔漢書‐恩沢侯表〕
② 神社、寺院、塔堂などを初めて建立すること。創建。
東寺文書‐れ・承和一二年(845)九月一〇日・民部省符案「東寺是桓武天皇草創、鎮護国家砌也」 〔源平盛衰記(14C前)〕

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普及版 字通 「草創」の読み・字形・画数・意味

【草創】そうそう(さうさう)

はじめる。また、その草稿。漢・司馬遷〔任少(安)に報ずる書〕亦た以て天人の際を究め、古今の變をじ、一家の言をさんと欲す。創未だ就(な)らざるに、會(たまたま)此のひにふ。

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