日本大百科全書(ニッポニカ) 「伊達巻(和装小物)」の意味・わかりやすい解説 伊達巻(和装小物)だてまき 和装小物の一種。長襦袢(ながじゅばん)の上か、帯の下に胴を整えて締める幅の狭い単帯(ひとえおび)。幅9.5センチメートル、長さ2.1メートル内外で、胴を2回りして端を挟み込んで固定する。または両端に紐(ひも)をつけて結ぶこともある。おもに博多織が用いられ、いちばん締めよい。無地、献上、縞(しま)などが多い。伊達巻を改良したものに伊達締(だてじめ)がある。これは伊達巻の両端の織り方をかえて結びやすくしたもので、近年は一般化している。舞踊、花嫁衣装などのときは、胴を3回りする長いものを用いる。[藤本やす] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例