仲働・中働(読み)なかばたらき

精選版 日本国語大辞典 「仲働・中働」の意味・読み・例文・類語

なか‐ばたらき【仲働・中働】

〘名〙
奥女中下女に対して、奥向きと勝手向きとの間の雑用をする女中。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
其面影(1906)〈二葉亭四迷〉一七「仲働(ナカバタラキ)なり小間使なり、もう一人置いて」
名題役者に仕えて楽屋の雑用をする下級役者。また、役者の下男
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「親方の所の床山と中働(ナカバタラキ)が来て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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