井川町(読み)いかわちよう

日本歴史地名大系 「井川町」の解説

井川町
いかわちよう

面積:四四・五〇平方キロ

吉野川の南岸に位置。吉野川沿いの狭長な平坦部と四国山地の北側急斜面からなり、内谷うちだに川が北流する。東は三加茂みかも町、北は吉野川を隔てて三好町、西は池田いけだ町、南は西祖谷山にしいややま村。北端東西にJR徳島線が通り、中心部につじ駅、西井川の佃にしいかわのつくだにJR土讃線と徳島線の分岐する佃駅がある。徳島線に沿って国道一九二号が通る。西井川と吉野川北岸の池田町州津しゆうづとの間に、昭和三三年(一九五八)三好大橋が完成し、国道三二号と一九二号が合流する交通の要地となった。

井川町
いかわまち

面積:四七・九五平方キロ

八郎潟東岸に位置し、南秋田郡のほぼ中央部にある。西部は八郎潟に接し、八郎潟干拓に伴う湖岸干拓地が展開する。中央部は旧村落地帯で農耕地であるとともに行政機関が集中し、東部は山岳低丘陵地をなし、山林地帯を隔てて五城目ごじようめ町に接している。西南部は飯田川いいたがわ町、北は五城目町の水田地帯と連なっている。東部山岳地帯のまないた山から水源を発する井川は旧上井河かみいがわ村地域の渓谷部を西に貫流し、坂本さかもと北川尻きたかわしり浜井川はまいかわなどの旧下井河しもいがわ村地域の諸村を通り、八郎潟調整池に注ぐ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「井川町」の意味・わかりやすい解説

井川〔町〕
いかわ

秋田県中西部,八郎潟調整池東岸に面する町。 1955年上井河村と下井河村が合体して井川村となり,74年町制。主産業は米作であるが,秋田湾地区開発計画一環として内陸工業団地の造成が行われ,自動車部品製造工場が誘致された。 JR奥羽本線と国道7号線,285号線が通る。面積 47.95km2(境界未定)。人口 4566(2020)。

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