五ヶ新田村(読み)ごかしんでんむら

日本歴史地名大系 「五ヶ新田村」の解説

五ヶ新田村
ごかしんでんむら

[現在地名]小海町大字千代里ちよさと 五箇ごか

千曲川の谷底を南北に通じる佐久甲州往還(現国道一四一号)から本間ほんま川に沿って、西南方へ約五キロさかのぼった北八ヶ岳の山ふところにある。標高一一二〇メートルに立地するが、地形は比較的緩傾斜面が広く湧水が豊富である。

万治二年(一六五九)三月八那池やないけ村市郎右衛門は、同村名主・組頭連名で、本間村山浦字清水平しみずだいらに、鍬下年季四ヵ年で新田開発して五年目より検地を受けて年貢を上納したいと勘定奉行あて開発願を差し出した(「差上申一札之事」有井元弥氏蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報