二川宿(読み)ふたがわじゆく

日本歴史地名大系 「二川宿」の解説

二川宿
ふたがわじゆく

[現在地名]豊橋市二川町

渥美半島の頸部にあたり、赤石あかいし山脈を背に前面は高師原たかしはら台地が広がる。徳川幕府は正保元年(一六四四)二川村を宿場に、大岩おおいわ村を加宿とした(三州渥美郡大岩村旧記)。江戸より三四番目、三河のいちばん東の宿場で大岩村の東につづく。領主地頭などは大岩村と同じく推移した。二河とも記した。

宝暦一〇年(一七六〇)の二川宿差出帳(二川区有)によると、慶長九年(一六〇四)検地を受けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android