面影(読み)オモカゲ

デジタル大辞泉 「面影」の意味・読み・例文・類語

おも‐かげ【面影/×俤】

記憶によって心に思い浮かべる顔や姿。「亡き人の―をしのぶ」
あるものを思い起こさせる顔つき・ようす。「目もとに父親の―がある」「古都の―は今やない」
実際には存在しないのに見えるように思えるもの。まぼろし。幻影
「夢に見えつるかたちしたる女、―に見えて、ふと消えうせぬ」〈夕顔
歌論用語で、作品から浮かびあがってくる心象
ことばのやさしく艶なる他、心も―もいたくはなきなり」〈後鳥羽院御口伝
面影付け」の略。
名香の名。香木伽羅きゃら
[補説]「俤」は国字
[類語]顔付き顔立ち容貌面構え面差し面立ち人相面相容色相好血相形相剣幕面魂表情

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「面影」の解説

面影

日本ポピュラー音楽。歌は女性歌手、しまざき由理(ゆり)。1975年発売。作詞佐藤純弥作曲:菊池俊輔。TBS系で放送されたドラマGメン'75」の主題歌

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