事触・言触(読み)ことぶれ

精選版 日本国語大辞典 「事触・言触」の意味・読み・例文・類語

こと‐ぶれ【事触・言触】

〘名〙
物事をふれあるき、世間に広く知らせること。しゃべり回ること。また、その人。
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第三五「鹿嶋の神の自由にならぬ 事触は宿老殿から其次に」
鹿島明神御託宣と称するものをふれあるく、一種のものごい。→鹿島の事触。《季・新年》
梅津政景日記‐寛永六年(1629)四月一五日「事ふれ跡々より御法度に被仰付候処に」

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