九鹿村(読み)くろくむら

日本歴史地名大系 「九鹿村」の解説

九鹿村
くろくむら

[現在地名]八鹿町九鹿

八鹿村の西、八木やぎ川支流小佐おさ川の下流域に位置し、西は小佐村。本村の九鹿集落は村の東部、八鹿村の集落に隣接して展開し、西の小佐川沿いにおか馬瀬まぜの枝村がある。うち馬瀬は小佐村の馬瀬集落と一体で、人家・耕地ともに入組み合っていた。室町・戦国時代には小佐郷内で、長禄三年(一四五九)一二月二六日付の恒富庄主良孝名主職宛行状(日光院文書)に、小佐郷石原いしはら大畠名の前名主は「黒口村水垣与二郎」で、代々知行してきたものの年貢・公事未進によって庄園領主の京都南禅寺に上表したことが記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android