中山信安(読み)なかやま のぶやす

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山信安」の解説

中山信安 なかやま-のぶやす

1832-1900 幕末-明治時代の武士,官僚
天保(てんぽう)3年生まれ。中山幸子(こうこ)の夫。幕臣緒方洪庵(こうあん)に蘭学をまなぶ。元治(げんじ)元年佐渡奉行配下の組頭蔵奉行,鉱山取締となる。維新後,佐渡県権(ごんの)判事などをへて茨城県権令となる。明治9年の地租改正の際におきた那珂(なか)騒動の鎮圧囚人(しゅうじん)をつかい,辞職。明治33年6月19日死去。69歳。江戸出身。前名は修輔

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例