世界境域誌(読み)せかいきょういきし(英語表記)Ḥudūd al-`Ālam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界境域誌」の意味・わかりやすい解説

世界境域誌
せかいきょういきし
Ḥudūd al-`Ālam

イラン中世の地理書著者不明。 982/3年に編纂された近世ペルシア語による最初の世界地理。その記述範囲は東は中国から西はスペインまで,北はロシアおよび北・中央アジアのトルコ系諸族から南はインド,アビシニアまで及び,非イスラム世界により多くの記述があてられているのが大きな特徴

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android