精選版 日本国語大辞典 「不食芋」の意味・読み・例文・類語
くわず‐の‐いも くはず‥【不食芋】
〘名〙 (食えない芋の意。弘法大師が遊行の途中、里人に芋を乞うと、その里人が石の芋で食えないものだとことわったため、法力により芋が本当の石の芋にされてしまったという伝説に基づく語) 石で芋の形をしているもの。
※談義本・根無草(1763‐69)後「未だに戯家(たわけ)がやまぬかして、動(ややもすれ)ば石芋(クハズノイモ)石蛤(くはずのかい)で人をちゃかし」
くわず‐いも くはず‥【不食芋】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報