上堀村(読み)かみほりむら

日本歴史地名大系 「上堀村」の解説

上堀村
かみほりむら

[現在地名]三芳村上堀

下堀村の北に位置し、南東平久里へぐり川が流れる。慶長二年(一五九七)一〇月の北之郡之内上堀村検地帳一冊が伝えられていた(古検地帳目録)。同年の安房国検地高目録では堀込ほりこめ村とあり(下堀村は下堀込村)きた之郡内の知行方分として高三五六石余(うち田二八九石余)。同一五年の里見家分限帳でも堀込村と記載され、足軽小頭の佐久間一〇〇石、百人衆の山本三〇石など八氏に分給されている。

上堀村
かみほりむら

[現在地名]富山市堀・上堀南町かみほりみなみまち

富山城下南郊に位置し、東は上新保かみしんぼ村。飛騨街道(布市道)が通る。江戸初期は加賀藩領、万治三年(一六六〇)の領地替で富山藩領となる。正保郷帳では高一一二石余、田方六町五反余・畑方一町余。明暦二年(一六五六)の村御印留では草高二五一石、免二ツ八歩。寛政二年(一七九〇)の高物成品々手鏡では古高一九九石余、定免二ツ九歩、銀納林二千歩、鮎まて網役一匁を課されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android