上古沢村(読み)かみふるさわむら

日本歴史地名大系 「上古沢村」の解説

上古沢村
かみふるさわむら

[現在地名]厚木市上古沢

東は下古沢しもふるさわ村、西は七沢ななさわ村、南は小野おの村、北は飯山いいやま村に接し、白山はくさん丘陵高松山たかまつやま丘陵に挟まれ盆地を形成。村の北側を野竹沢のたけざわ山間より湧出した恩曾おんぞ川が流れる。元和五年(一六一九)以降旗本小笠原領となる。正保国絵図に「上古沢村」とある。山林が多く文政九年(一八二六)一二月の小笠原領戌御物成御勘定皆済目録(厚木市史史料集八)によれば「一永二貫文 山御年貢」とある。嘉永七年(一八五四)四月平塚宿加助郷勤高控(厚木市史史料集一〇)に、

<資料は省略されています>

とある。

上古沢村
かみこさわむら

[現在地名]九度山町上古沢

笠木かさぎ村の北、紀ノ川の支流不動谷ふどうだに川流域にある山村。北は中古沢村。中世は高野山領六箇七ろつかしち郷の一つ古佐布こさわ郷に属し、近世も高野山学侶領。「続風土記」によると村高一〇二石余、家数四七、人数二〇四。古沢厳島こさわいつくしま神社は同書には弁財天社と記され、古佐布郷の氏神という。また「宮作り美麗なり、祭礼六月十三日、九月二十六日なり、別当神宮寺瑠璃光山明神の境内にあり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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