三野御厨(読み)みののみくりや

日本歴史地名大系 「三野御厨」の解説

三野御厨
みののみくりや

現米子市北部、佐陀さだ川下流西岸の美濃みのを遺称地とする。「和名抄」記載の会見あいみ美濃郷の系譜を引くか。建久三年(一一九二)八月日の伊勢大神宮神領注文(神宮雑書)に「三野・久永」とみえ、給主は大弐三位家(藤原範能)、長寛年中(一一六三―六五)に伊勢内宮領となり、たびたび国司より免判を受けた。供祭物として鉄一千挺・筵一〇〇枚・八丈絹一〇疋と、これとは別に追加された鉄一千挺・筵五〇枚・六丈絹一〇疋を上納していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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