三番船(読み)さんばんぶね

精選版 日本国語大辞典 「三番船」の意味・読み・例文・類語

さんばん‐ぶね【三番船】

〘名〙
江戸時代民間から雇う御城米積船や廻米船に対し、積出港ごとに雇用順の番号をつけた、その三番目の船。
江戸時代、菱垣廻船新綿番船樽廻船新酒番船の、それぞれについて行なわれた、上方から江戸までの競争で、三番目に到着した船。三番までの船の積荷には立値段がなされた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android