三味線貝(読み)シャミセンガイ

デジタル大辞泉 「三味線貝」の意味・読み・例文・類語

しゃみせん‐がい〔‐がひ〕【三味線貝】

腕足綱シャミセンガイ科の触手動物背腹に2枚の薄い殻をもち、殻の後端から長い肉柄を出す。本州四国九州沿岸の海底に穴を掘ってすむ。

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精選版 日本国語大辞典 「三味線貝」の意味・読み・例文・類語

しゃみせん‐がい ‥がひ【三味線貝】

〘名〙
① シャミセンガイ科の触手動物総称。本州・四国・九州の内湾の泥底に穴をほってすみ、特に瀬戸内海有明海に多い。この仲間は古生代カンブリア紀から現在まで体のつくりがほとんど変わっていないと考えられる動物の一つで、「生きている化石」といわれている。
② ①の一種ミドリシャミセンガイのこと。二枚貝に似た殻をもち、後端から伸縮性に富む肉質の長い柄がでている。殻は長さ三センチメートルぐらいの丸みを帯びた長方形で、緑色またはオリーブ色。二枚の殻は蝶つがいで組み合わされていない。地方によっては食用とする。めかじゃ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「三味線貝」の解説

三味線貝 (シャミセンガイ)

動物。シャミセンガイ科の動物の総称

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