百科事典マイペディア 「ルドルフ[2世]」の意味・わかりやすい解説 ルドルフ[2世]【ルドルフ】 神聖ローマ皇帝(在位1576年―1612年),ハンガリー王,ボヘミア王。ハプスブルク家出身で,マクシミリアン2世の子。フェリペ2世の宮廷に育った。三十年戦争に至る政治的・宗教的混乱を招いた奇人皇帝とされるが,スプランヘル,ハンス・フォン・アーヘン,アルチンボルドらの芸術家,さらにティコ・ブラーエ,ケプラー,ブルーフ,ディー,コメニウスらの学者を庇護して,プラハを北方マニエリスムの一大拠点となした文化的功績が近年再評価されている。デューラー,ブリューゲル(父)の収集家としても高名。→関連項目ディー|薔薇十字団 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報