ラピス・ラズリ(英語表記)lapis-lazuli

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラピス・ラズリ」の意味・わかりやすい解説

ラピス・ラズリ
lapis-lazuli

ラズライト,デイオプサイト,カルサイトを主成分とする青,青紫色の鉱石。前 3000年のエジプト時代から宝石として珍重された。東洋では七宝の一つである瑠璃 (るり) のこと。藍青色,不透明で,カルサイトの白い条痕黄鉄鉱黄金色の条痕をもつものが多く,夜空の星にたとえられている。硬度 5.5,比重 2.85,屈折率 1.50。アフガニスタンシベリアチリ,カナダが主産地。日本では群青 (ぐんじょう) と呼ばれて,粉末にして絵具に使われた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android