ちり(読み)チリ

デジタル大辞泉 「ちり」の意味・読み・例文・類語

ちり

白身魚野菜豆腐などを湯で煮て、ポン酢醤油をつけて食べる鍋料理たいちり・たらちり・河豚ふぐちりなど。ちり鍋
[類語]鍋物寄せ鍋ちゃんこ鍋水炊きおでんしゃぶしゃぶ石狩鍋しょっつる鍋柳川鍋チゲすき焼き牛鍋ジンギスカン鍋ジンギスカン料理

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちり」の意味・読み・例文・類語

ちり

〘名〙 タイタラアンコウフグなどの白身魚に豆腐や野菜を、昆布出しか熱湯の中で煮ながらポンズ・醤油・薬味などで食べる鍋物。ちり鍋。
※黴(1911)〈徳田秋声一六チリの鍋などが火鉢にかけられて」

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ちり」の解説

ちり

たら・鯛・ふぐなどの白身魚と野菜・豆腐などを昆布のだし汁で煮ながら、ポン酢しょうゆなどをつけて食べる鍋料理。あさつき・もみじおろしなどを薬味に用いる。◇「ちり鍋」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のちりの言及

【ごみ】より

…近世初頭,ポルトガル人が採集した日本語を載せた《日葡辞書》は,〈ごみ〉を濁り水にまじっている泥,川や海の底の泥としている。また塵埃を〈ちり〉〈ほこり〉,ごみ,わらくず,雑草などを〈あくた〉として載せている。このほかちりやあくたを〈ごもく〉としても取り上げている。…

※「ちり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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